令和3年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
岡崎給食株式会社
代表取締役
井上 和俊君
岡崎市を中⼼に幸⽥町、安城市の皆様にお弁当を届けることで地域から愛され続けている岡崎給⾷株式会社で代表取締役の井上さん。会社は井上さんが⽣まれた昭和45年に⺟⽅の祖⺟が創業されました。⼩さい頃から祖⺟には可愛がられ、⾞の助⼿席に乗って配達のお⼿伝いをするような⼦供でした。そんな⼦供時代を過ごしていたこともあり、気が付くと仕事を⼿伝うようになり、いつのまにか会社を継ぐことになっていました。 そんな、お弁当作り⼀筋の井上さんにこの仕事でやりがいを感じる場⾯はどんな時か聞いてみたところ、「『このメニューがよかったよ』『美味しかったよ』と⾔ってもらえること。その瞬間の為に”⼀⼿間かける”ことを⼤切にしているよ」とお話をしていただいた後にニコッと⽬を細めて笑う表情がとても素敵でした。
さかのぼること25年前。当時26 歳になる年に仕事で関係のあった東海信和システム合名会社の杉浦雅紀さんのご紹介がきっかけで⼊会されました。ちょうど、その頃に会社の経営を相談したり、アドバイスをもらえるような⼈が周囲にいなかったこともあり、勉強と⼈脈作りの為に⼊会することになりました。 ⼊会当時、周囲はとても個性の強い先輩ばかりであったものの、持ち前のキャラクターであっという間に打ち解けました。困ったことがあれば先輩達が親切に教えてくれました。⻘年部活動の後には決まって⾷事に連れていってもらうなど、よく遊んでもらったことは今でも良い思い出です。
⻘年部活動では⾊々な思い出がありますが、渉外委員会で委員⻑をしていた頃が⼀番印象に残ってます。その中でも特に思い出に残っていることは松坂市の東海ブロック⼤会の当⽇に予期せぬハプニングがなんと3 つも発⽣してしまったことです。そして、そのハプニングの1 つが引きがねとなり、当時の会⻑と副会⻑にはド叱られたことは今となっては笑って振り返れるくらい懐かしく良い思い出です。また、翌年には副委員⻑をされました。 そして、毎年恒例のソフトボール⼤会によく参加されました。今でも仲の良い⻘年部メンバーとは、試合会場に移動するバスの中で騒いで遊んだことがきっかけで親友になりました。
何かと毎⽇が忙しいので、あまり休むことはありませんが、休みの⽇は好きなお酒を飲みながら、⽇々料理の研究を楽しんでいます。実は地域の皆様の「美味しいね」はご⾃宅のキッチンから⽣まれることもあるそうです。これからも⼀⼿間かけたお弁当作りで地域の皆様を思いっきり笑顔にしていただきたいです。 それから、時間があれば気の合う仲間と⾷事に出かけます。時々、少し怖そうなイメージを持たれることもある井上さんですが、実はとても話し好きで少年のような⼼を持った熱く優しい⼈です。もし、⾷事会で⼀緒になった時は”お弁当”と”お酒”のお話しを是⾮してみてはいかがでしょうか。
⻘年部ではメンバー同⼠がある程度、同等の⽴場で話をすることのできる場所だと思っています。また、参加することできっと何かを得られるはずです。是⾮、皆様も積極的に参加して⾊々な⽅と交流されると良いと思います。そして、⻘年部活動を通じて岡崎市がもっともっと潤い豊かで住みよい街になるような活動をしていただきたいと願っています。
取材担当 令和3年度広報委員会