令和7年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
石彫の戸松
代表社員
戸松政洋君
伝統を未来へ紡ぐ『石彫の戸松』四代目、戸松 政洋さんの想い
石材業界で120年以上の歴史を持つ家業を継ぐ『石彫の戸松』四代目の戸松さんは、幼少期に祖父の姿を見て、自然と石材業に興味を持つようになり、職人としての道を歩むことを決意しました。
普段は主にBtoBの取引が中心ですが、時折、一般のお客様から直接注文を受けることもあります。その際、納品後に感動の言葉や感謝の気持ちを伝えられる瞬間が、彼の仕事への情熱を支える大きな原動力となっているそうです。「手を合わせる方々のことを想像しながら、一つひとつの作品に心を込めて彫っています」と、静かに熱い思いを話してくれました。彼の仕事に対する思いは、伝統工芸士として伝統を守り続けること、そして石彫の楽しさを見出し、職人としての腕を磨くことに喜びを感じています。石材を扱うことは単なる仕事ではなく、家族の歴史を紡ぐ重要な役割を担っていると話していただけました。
戸松さんが青年部に入会したのは平成18年(2006年)。職人の集まり『匠の会』で知人の紹介を受けたのがきっかけです。 向上心から入会を決意し、多様な業種の人々と交流する中で視野を広げ、学びを深めています。青年部は、成長の場であり、困ったときに助け合えるつながりを築ける場所としても大きな意義を持っているとお話いただきました。
青年部での思い出に残る活動として、振興委員会での経験が思い出に残っています。戸松さんは委員長を務め、神輿を使ったイベント運営に携わりました。当時、神輿を引いて歩くイベントを企画し、山車の制作や太鼓を用意するなど、準備に奔走しました。また、フラッシュモブのような当時では新しい試みも行い、参加者と共に盛り上がりました。この活動を通じて、仲間との絆が深まり、貴重な経験を得ることができたと振り返っていただきました。
趣味や休日の過ごし方は、家族との時間を大切にすることが中心です。子供が小さい頃はよくキャンプに行くことが多かったものの、特にキャンプが好きというわけではなく、家族のために頑張っていました(笑) 最近では、年に3回、友人たちと麻雀を楽しむことが恒例となっています。特に正月やゴールデンウィークなどの休暇に集まり、親しい友人たちとリラックスした時間を過ごすことが、戸松さんにとっての楽しみとなっています。
自身の成長や仕事でのつながりは誰もが感じる部分はあると思いますが、特に印象深かったエピソードとして、仕事で福島での出張中に大型トラックの事故があり、青年部の人脈を通じて修理やサポートを受けたられたそうです。困難な状況でも、青年部の仲間からの支援が非常に役立ち、大変助かったということで、「あらゆる面でサポートをしてくれるのが青年部」とお話しいただきました。
取材担当 令和7年度総務委員会