三河商人道

岡崎YEG

令和7年度

岡崎商工会議所青年部

卒業生インタビュー

石嶽石工業有限会社

代表取締役

楠名康弘

【会社・仕事への思い】

石工としての道を志した原点は、尊敬する父親の背中と、「伝説の石屋になる」という強い思いにあると語る楠名君。幼い頃から石に魅せられ、職人として技術を極めることに情熱を注いで来られました。お客様の思いを形にし、心に寄り添うものづくりを常に大切にされていて、若い頃には深夜まで加工を行い、周囲から止められるほど没頭していたそうです。今後は次世代への継承と石工業界全体の活性化にも力を注いでいきたいと力強く語られていました。

三河商人道PART PART298
青年部に入会されたきっかけ

31歳の時、磯部OBの声かけで青年部へ入会した楠名君。入会を決めた時にはもう迷いはなく、「どうせ入るならとことんやる」と決意。例会や活動に積極的に参加し、先輩方に連れられながら、時には早朝まで飲み、時には語り、社会勉強として大切なことをたくさん学んだと振り返ります。「今自分が伝えていることも、全部青年部の先輩から受け継いだもの。伝えるのが自分の役目」と語るその姿には、青年部活動への熱い想いと周囲への感謝がにじんでいました。

思い出に残る青年部活動

もっとも印象に残っているのは、東海ブロック大会での実行委員長としての経験と語る楠名君。「仲間の想いを実現することが自分の役目」と語る楠名君は、開催の5年も前から準備を重ね、仲間と共に理想の形を妥協することなく追い求めました。苦労も多かったが、だからこそ得た学びと信頼は大きかったと振り返ります。「信頼すれば、仲間は必ず応えてくれる」。そう確信できたあの時間は、今も自身の支えになっていると語ってくれました。

趣味・休日の過ごし方等

実際はほとんど休める時間がないという楠名君。休みがあればとにかく体を休めたいとのことですが、それでも資料をまとめたり、仕事の技術の練習に励んだりすることも多いとのこと。そんな中で「今いちばんの楽しみは孫と過ごすこと」と笑顔で語り、孫との時間は何にも代えがたい癒しだと話してくれました。

青年部とは…

「素直になれる場」

青年部とは…

「素直になれる場」

分からないことがあれば素直に聞けばいいし、なんでも相談し合える仲間をつくることが大事。そうした関係こそが、自社の発展や地域経済にもつながっていく。結局は「仲間のために動く人間が、最後は自分に返ってくる」。そんな誰が為精神を、後輩のみんなにも大切にしてほしいと語ってくれました。

取材担当 令和7年度広域連携委員会