令和7年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
おそうじ本舗 竜美丘店
代表
鈴木信彦君
大学生のころ宅建資格を取得し、卒業後は不動産業界で経験を積みましたが、全国各地へ転勤があることに将来への不安を感じていました。その後、内装業へ転職し、会社の経営難という厳しい現実を目の当たりにしました。三十七歳の時「自分の人生を自分で切り拓く」と決意し、フランチャイズの「おそうじ本舗」で独立しました。 業績が上向かず心が折れそうな時もありましたが、誠実、丁寧な対応、細かな気遣いを大切にして地道に取り組み、3年目ぐらいからリピートのお客様が増えてきました。 お客様に「嬉しい」と思っていただけるサービスを心掛けています。
担当税理士からの紹介です。「おそうじ本舗」で開業後、しばらくの間は自身で税務の手続きをしておりましたが、徐々に仕事の依頼が増え、売上も増え、そろそろ税務のことは専門家に任せたいと思い同業者に相談して税理士を紹介してもらいました。 その税理士が当時岡崎YEGのメンバーであった吉見顕さんでした。吉見さんの勧めで入会してから数年間、例会や委員会には参加していたものの、ブロック大会や全国大会などの渉外事業には参加する意義を感じられずにいました。しかし入会四年目で渉外委員長を務めたことが転機となりました。
たくさんの思い出がありますので一つに絞るのが難しいのですが、特に思い出に残っているのは秋田での全国大会です。担当委員長として仲間と共に準備を重ね、イメージを膨らませて臨みました。本番では想定外の出来事もありましたが、それも今となっては大切な思い出です。 意見をぶつけ合いながら事を成し遂げることの面白さ、そしてそこから強い絆が生まれることを知りました。泊まりだと一緒に過ごす時間が長いので仲間たちの普段と違った一面を見ることができます。お互いをより深く知ることができる点も渉外事業の魅力です。
物事に深くのめりこむタイプではないですが、友人知人に誘われてバイクや釣りを楽しんでいます。 昨年は、岡崎から青森まで下道を走りフェリーで北海道へ渡るという二週間のツーリングを楽しみました。 釣りは主にバス釣りです。最近はあまり行けていませんが、前はよく琵琶湖まで釣りに出かけていました。
青年部とは「自己成長の場」です。自分自身の経験では、役を受けたことで責任が生まれ、より成長できたと思っています。声がかかったら迷わず挑んでほしい。覚悟は必要ですが、その経験が必ず成長に繋がると確信しています。人それぞれ考え方や価値観は違いますが、摩擦を恐れず仲間と本音で語り合うことが大切です。
取材担当 令和7年度地域振興委員会