令和6年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
MTサロン竜美ヶ丘店
オーナー
浅井 雅代君
30 代半ばに始めた美容の仕事、周りには半笑いされながら⾶び込んだ世界でしたが、徐々にこの仕事にやりがいを感じ始めていました。転機となったのは名古屋に本部があるMT サロンに関わるようになったことです。昔からの友⼈や偶然のご縁があり、気負わずに社員としてスタートしました。しかし、仕事をしていく中でお客様の肌が⽬に⾒えて良くなっていくのを⾒て、「本当に短期間で効果がある」と実感できたことが⼤きかったそうです。その瞬間から、⾃信を持ってお客様に勧められるようになり、独⽴を考えるきっかけになったといいます。「嘘をつかず、いいものを届けたい」という思いを軸に、今ではその信念を胸に美容業界で新しい挑戦を続けています。
岡崎商⼯会議所⻘年部に⼊会したのは、偶然の出会いと興味が重なったことが⼤きな理由でした。もともと⼥性部に所属していたものの、ヨガスタジオを経営する松﨑礼⼦さんとの会話で⻘年部の話が出たことで、⾃然と興味を持つようになったそうです。さらに、ちょうど「未来創造委員会」から新しいプロジェクトの依頼があったタイミングで、⻘年部の企画案を⾒たところ、⾯⽩そうだと直感的に感じたのが決め⼿となりました。⻘年部での活動が⾃分にとって新しい挑戦になると思い⼊会を決意したそうです。
⻘年部の活動はどれも⾯⽩く、特に2 年⽬が印象に残っているそうです。最初の1 年⽬は様⼦⾒の期間で、委員会や会議の流れを理解するのに集中していたものの、2 年⽬からは幹事としてスタッフ会に関わる機会が増え、活動の裏側を知ることができたのが楽しかったとのこと。全国⼤会の準備もその⼀環で、メンバー全員で⼀つの⼤きなプロジェクトを作り上げていく過程が⼤変ながらもやりがいがあったと振り返ります。「⼤変なことも含めて全部楽しかった」と語る浅井さんにとって、この経験は仲間との絆を深め、⾃分⾃⾝の成⻑を実感できる貴重な時間だったようです。
仕事がそのまま趣味になっているため、休⽇らしい休⽇はほとんどありません。出かける予定がないと、⾃然と仕事の予約を⼊れてしまうとのことです。ただ、お⼦さんとの時間は⼤切にしており、YEG の活動に専念する際も、あらかじめ「夜は遅くなる」と伝えた上で理解を得ています。仕事と家庭のバランスを取りながらも、家族とのつながりを⼤切にする姿が印象的です。
仕事や⼈間関係の中で細かな調整や⾔葉の選び⽅の⼤切さを知り、経営者同⼠が意⾒をすり合わせて物事を作り上げる難しさも学んだそうです。後輩へのアドバイスとしては、「どうせやるなら楽しむこと」を強調し、困難な経験も⾃分を成⻑させる⼀部として前向きに捉える姿勢が⼤切だと伝えています。
取材担当 令和6年度相互啓発委員会