令和5年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
都築正道事務所
所長
都築 正道君
土地家屋調査士と言っても社会的に知名度が低いため、どんな仕事なのかと、よく聞かれます。昔は司法書士の前身の代書人から派生して出来た職業でしたが、現在では権利を登記するのが司法書士で、物理的状況を登記するのが土地家屋調査士です。不動産登記手続のために土地や家屋などの形があるものに対して、測量技術を用いた仕事をしているので、よく測量士さんとも間違えられますが違う職業です。法務局の非常勤職員として、お隣りさんとの境界線で、争っている事件を扱うこともあり、出来る限り丁寧に、根拠を持った分かりやすい説明を心掛けています。その結果として当事者(お客様)との信頼関係が築けた時には、この仕事をしていて良かったと思えます。
2010年に加藤賢一君の紹介で入会しました。当時は仕事が全然無くて、職業柄も営業活動をする業界では無かったのですが、多方面に繋がりを得られれば仕事にも繋がる可能性があるし、仕事以外に得られるものもあるだろうと入会してみました。入会して直ちに仕事が増えるということは無かったのですが、YEGの仲間が増えていくにつれて徐々に仕事も増えていきました。でも、仕事が増えたことより、沢山の仲間と知り合えて、自分を変えられたことが一番良かったと思います。
入会したばかりの8月例会で乙川やなに行き、皆さんが着ている法被の社名が市内企業ばかりなのを見て、こんな人たちと知り合えるなんてと嬉しくなりました。でも、そのときは全く話せなくてちょっと落ち込んだ思い出です。その後は委員会や例会に参加して話せる仲間が増えていきました。知り合ったYEGメンバーとは繋がっていたいから、まだ卒業したくないし、また戻って来たいとも思います。皆と知り合えたYEG活動の全てが良い思い出です。
そんなにお休みも無くなってしまいましたが、旅行が好きで、20代の頃は、1人で東南アジア~東ヨーロッパも旅をしたので、今可能なら、戦争のない平和な地域へ行ってみたいと思います。もともと音楽をやっていたこともあり、何時になるか分らないけど、ピアノにも挑戦してみたいです。
入会したての頃は世間知らずで、人との会話もままならなかった自分が、青年部で委員長や副会長の経験させていただいて人と関わり、目に見えない部分を、ちょっとづつ世間とのズレを修正していくことができ、なんとか普通の人として生きていく事が出来るようになったと思っています。嫌な思いもしながら、私を修正してくださった青年部の皆様、本当にありがとうございました。
取材担当 令和5年度広報委員会