令和7年度
岡崎商工会議所青年部
卒業生インタビュー
和デザイン
浅井 朋親君
岡崎のタウン誌『RARE』編集長・浅井朋親さんは、双子のお兄さんとともに事務所を運営されています。20代前半から地域の人やモノに触れ、キーマンたちと関わる中で、30歳頃から「街をどうすれば持続できるか」を真剣に考えるようになりました。たどり着いたのは「情報・教育・通貨」の3つが循環することが重要という考え、その思いから、地域情報を伝える『RARE』を発行し、教育分野ではNPO法人の一員として「マーブルタウン」を毎年開催しています。
最初に入会を紹介してくださったのは、加藤雄一郎さんでした。YEGメンバーには、以前から交流のあった方が多く在籍していたので、自然と自分も入りたいと思っていました。しかし、入会して間もなくコロナ禍が直撃し、自社の事業も大きな影響を受けました。その影響もあって、一度は退会しました。その後、自社の事業をいったん整理し、少しずつ落ち着きを取り戻したこともあり、ゴール目前ではあるけれど、もう一度やりきろうと再入会しました。
昨年に委員長としての経験、そして例会を終えたときはまさに絶頂でした。心の中に感謝しかなかったです。誰にあってもありがとうしかなかった。あれはとても貴重な体験でした。それほどそこに追い詰められていたのかもしれません。そういったものをみんなで作れた、作っていくことが好きだと改めて実感しました。NPOと同じように先頭に立ってやっていく事をYEGの委員長としてやれたのはすごく思い出に残っています。
趣味は麻雀ですが、NPOでの活動もそれに近い存在です。休日に仲間と集まり、準備に時間や体力を費やすことは楽しいだけでなく、時に苦労も伴います。それでも、人との関わりや活動そのものが自分にとっての「ライフワーク」であり、生きがいだと感じています。たとえ報酬がなくても、この活動があるからこそ、自分は生きていけると思えます。
魂を磨いていく場であり、仲間たちが集まる場所。高潔なものではないので、あえて「巣窟」と表現しました。在籍期間が合計で3年しかなかったので、参加できる機会にはできるだけ顔を出しましたが、それでもまだまだ足りない。正直とても寂しさが残っています。これから活動を続けていける方々には、YEGという場に「期限がある」ことをぜひ意識してほしいと思います。
取材担当 令和7年度交流委員会